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大阪の税理士事務所
ユナイテッド・ロイヤーズ税理士事務所
代表税理士の鳴海です。
院内業務を回していると、色んな患者さんと接することになりますし、色んな声を聞くことが有ると思います。
そこで患者さんに褒められたこと・喜んでいただけたことを耳にして、先生は「ウチも段々地域で認められてきたかな?来てほしい患者さんも増えてきたし!」と手応えを感じたりすることもあるでしょう。
これもホームページのおかげかな…ともし感じているなら、ちょっと待って下さい。その前に確認していただきたいことがあるんです。
ホームページにおける集客管理の考え方
ホームページの効果をどう捉えるかによりますが、お金と労力をかけて作ったホームページなら、純粋にホームページだけで院を判断して来院される数を計測、つまりホームページの真の実力を測るべきです。
例えば、既存の患者さんが友達に「この整骨院よかったよ。あんたの腰痛も治ると思う」と勧めてホームページをみてもらったとします。そしてホームページを見た友達が来院したとします。
この場合、ホームページが一人お客さんを呼んできた!と解釈するのではなく、患者さんが一人お客さんを呼んできてくれた、つまり「紹介」と判断すべきなのですね。
また、院の前を何回か通ったことがある人が、気になって検索してホームページを見つけて来院に至ったのも、「ホームページの効果」ではありますが、ホームページを見る以前に既に院を知っていたため、ホームページの真の実力とは言えません。だって、実際に院を見て雰囲気は事前に知っているわけですから。
「誰が」「どこから」「どういう症状で」来たのか、すぐ答えられますか?
上記を前提に説明を続けます。
例えば、先生が取りたい患者さんが産後のママさんで腰痛を治してあげたいという方針だったとします。
そして月の新患数は30名、「誰」の内訳はこうだったとしましょう。
- 産後のママさん:18名
- 一般症状の女性:7名
- 一般症状の男性:5名
新患の半分以上が産後のママさんということは先生の方針通り院が回りだしているので、そりゃあ手応えを感じると思うんです。
でも、「どこから」の内訳はこうだったとします。
産後のママさんの内訳
- ホームページを見て:3名
- 既存患者の紹介で :15名
この場合、産後のママさんが来てくれているのは既存患者さんの紹介が多いということが言えるので、口コミがいい感じで作用していっていると考えられます。
ですが、ネットからは3名。手応えを感じて頂けるほどの数とはいえませんよね。これでは「ホームページが頑張って産後のママさんを集めてくれてる」とは判断できません。
こうやって、属性をしっかり分けて「手応え感」の解釈を正すことで、この例でいうと先生の院は地域では「産後のママさん向け」と認知され始めていますが、ネットではまだまだ全然ということが言えますよね。
地域での認知度=ネットの認知度 ではないんです
そのまんまの意味ですが、来てほしい患者さんが来てくれているからと言って地域でもネットでも同じように認知度が上がってきたぞ!という考え方は間違いです。
さらに一般症状の方の内訳がこうだったとしましょう
一般症状の女性の内訳
- ホームページを見て:2名
- 既存患者の紹介で :5名
一般症状の男性の内訳
- ホームページを見て:4名
- 既存患者の紹介で :1名
これをトータルで見ると、ホームページ経由で来てくれてる人の男女比率がほぼ半々ということがいえます。
そして一般症状の女性の症状が「肩こり」男性が「ぎっくり腰」などの急性の腰痛だったとします。
これをまとめると、ホームページで来た人はこういう症状だったということがいえます。
- 産後腰痛のママさん 3名
- 肩こりの女性 2名
- 腰痛の男性 4名
これを紹介で来てくれた人の症状と比較するとこうです。
- 産後腰痛のママさん 15名
- 肩こりの女性 7名
- 腰痛の男性 1名
全然内訳が違いますよね。これを見ると、地域での認知度とネットでの認知度は全く違っているということがいえます。
※内容は変更していますが、これは実話です。
ホームページに先生の来てほしい人が求めてる内容はありますか?
紹介では呼びたい人を呼べてるけど、ホームページでは上手く行っていないということですから、こういう状況に陥っている先生は今一度ホームページを見なおして下さい。
例えばの話ばっかりで恐縮ですが、産後のママさんに来てほしいのになぜかぎっくり腰の男性が多いのなら、理由はホームページにあります。
腰痛というのは謳っているけども、そこまで産後にフォーカスできていないかもしれませんし、もしかして単純に金額が安いから急ぎで治したい男性が一定数いるのかもしれません。
お客さんの声にたまたま女性の肩こりの人が多く載ってたから、肩こりの女性が多いのかもしれませんし、キッズスペースがホームページに載っていないから産後のママさんが来にくいのかもしれません。
色々と考えられることはありますので、ぜひ一度こういう角度でホームページを見なおして、伝えるべきことを伝えたい人に伝えて下さいね。
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