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大阪の税理士事務所

ユナイテッド・ロイヤーズ税理士事務所

代表税理士の鳴海です。

今週の経営のヒントは・・・・。

■■患者は本当に保険を望んでいるのか？■■

整骨院、接骨院においてこれまで

主に保険での施術がメインでした。

しかし、療養費に関しては昔ほどではなく、

締め付けの対象となっています。

そもそもなのですが本当に患者様は

保険での施術を望んでいるのでしょうか？
この問いかけは保険だけの問題ではなく本質は

「患者様は本当に値段が安ければよいのであろうか？」

という疑義も含みます。

最近治療院業界でよく聞く

【松竹梅理論】

という手法をよく聞きます。

ご存知のない方に簡潔に説明すると

100円

500円

1000円

どの商品が一番売れるでしょうか？

そう、答えは500円。

だって安すぎず、高すぎず一番お手頃だから。

といったものです。

この手法は飲食店でのメニュー表記によく使われます。

つまり一番売りたいものを真ん中に持ってくるのです。

しかし、これは瞬時にメニューを決めるという状況下での

一種の心理誘導です。

果たしてこれを治療院で行うのは正しいことなのでしょうか？

患者様は値段が真ん中だからその施術を選ぶのでしょうか？

治療院は瞬発的な心理技術を駆使するのでは無く、

患者様に本当に必要なものを提案して施術をするべきです。

一旦話を戻します。

保険についてですが

1000円の点滴があります。

自費だと1000円。

保険が効いて300円。

この場合は誰もが保険を使うことを選びます。

逆に言えば

同じものを提供されるなら

安いほうがいい。

というロジックです。

何が何でも安いほうが良いと思う方に

一つの例を挙げます。

通常５００万円の

世界最先端最高峰の

重粒子線治療が今なら

１０００円で受けれます！

こんな広告が入っていれば

どう思うでしょうか？

私なら怪しいと思います。

つまり、一般の方は

「良いものには相応の値段がする。」

というのを常識としてわかっています。

安くないと患者様は来ないと

思い込んでいる先生は

一部の１００円、２００円をシビアにおっしゃる

整骨院慣れした患者様のことを全てと思い込んでいるのでは

ないでしょうか？

世間一般は

「安いからその施術を受けない！」

と思う方も多数いらっしゃることを念頭に

置いていただけると幸いです。

もちろん、意味なく高額にという訳ではなく。

本来の価値に見合った料金を設定するということです。