思考を脱サラ!治療院を開業するのに欠かせない経営者思考
大阪の税理士事務所
ユナイテッド・ロイヤーズ税理士事務所
代表税理士の鳴海です。
- 今の治療院では患者様と真剣に向き合えない
- 今の治療院の給料では生活していけない
といった理由がほとんどです。
ここまでは普通に会話が進みます。
典型的なサラリーマン思考を表す会話
しかし、
独立開業するということは、
あなたは「院長」の役割とは別に
経営者にならなければなりません。
つまり、
施術技術だけではなく、
集客から販売までのプロセスやスタッフ教育、
資金繰りや税金対策など
経営全般に関するノウハウも考えていく必要があります。
というと、
- 「私は経営者になりたくて独立するのではない!」
- 「私はお金持ちになりたいんじゃない。患者様を治したいだけだ!」
- 「私の治療技術さえあれば、特に目立ったことをしなくても患者様は口コミで広がる!」
といったことをよく言われます。
これが典型的な「サラリーマン思考」です。
正直この記事をご覧の先生方の中にも
同じように思われた方も多いのではないでしょうか?
実務上の「実力」と「想い」はあって当たり前のことなんです
実はこれは治療院の先生に限ったことではなく、
美容師、建築士、音楽家、料理人など
クリエイティブな要素を含む専門職の方に多く見られる
傾向なのです。
しかし誠に残念なことに、
このような考え方の人が
一人で開業して成功を収めた例は見たことがありません。
その理由は簡単です。
- 自分の技術に自信がなくて独立開業する人はいない
- お金持ちになることとお客様のためになることは相反することではない
からです。
つまり、
あなたの専門家としての「実力」や「想い」は、
すでに独立開業している「経営者」にとっては
当たり前のことだからです。
あなたと同様の「実力」や「想い」の上に
「経営ノウハウ」で武装した治療院が点在する中で、
あなたの「実力」や「想い」は
世間にどこまで届くでしょうか?
よほどの資金力がない限り、
驚くほどのスピードで預金残高が減少し、
事業が軌道に乗る前に
廃業を意識することになるでしょう。
もっとも、
税理士的な目線で申し上げるのであれば、
現実的には、そんな人には金融機関から融資がおりません。
独立開業することは「経営者」になるということ
自己資金100%で独立開業する場合を除き、
ほとんどの人が金融機関から融資を受けると思います。
治療院を開業するには、
初期費用と運転資金を合わせて
大体700~800万円はかかります。
融資を申請するときに面談があるのですが、
・経営理念
・他社との違い
・集客方法とその見込
・事業計画
・自己資金
などについて詳しく聞かれます。
ちなみに先生の施術技術はほとんど聞かれません。
お金を貸す側が気にするのは、
先生の想いや技術ではなく、
先生の経営に対する姿勢なのです。
つまり、
院長としての資質ではなく、
社長としての資質を見られるのです。
もうお分かりですよね?
治療院で独立開業するためには、
いずれにしても「経営者」にならざるを得ないのです。
- 経営者の仕事をしたくない人
- 単に患者様を治すことに専念したい人
は独立開業に向いていません。
自分に合った治療院に転職する方がベターです。
経営戦略なしに独立開業すると
本当に大変なことになります。
さて、
独立開業を選択される先生は、
サラリーマン思考から経営者思考へ
マインドチェンジしなければなりません。
「院長」から「社長」になるのです。
そのためには、
- お金に対する考え方
- お金と時間との関係に対する考え方
- 経営全体に対する考え方
を変えなければなりません。
次回は、お金についての考え方
「お金を稼ぐことは悪いことか?」
について書いていきます。
楽しみにしておいてください。
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